ユースチームの役割は、プロ選手を育てること(選手育成のための参考文献)

クルゼイロ ジュニオール監督
エウジェニオ・ソウザ談

 クルゼイロのユース部門には年齢別に分かれた3つのカテゴリーがあります。私はその中の1つのジュニオールを見ています。クルゼイロのジュニオールは18歳と19歳の青年で構成されています。
 ジュニオールを含めたユースチームの役割はプロ選手を育てることです。一人でも多くのプロ選手、それも優秀な選手を輩出することで我々指導者はクラブから高い評価を得ることができるのです。ですから、そのためにはあらゆる努力をしますし、逆にプロの育成には直接関係ないことには目をつぶる場合もあります。
 たとえば、ジュニオールの大会がいくつかありますが、ここで勝つこととプロ選手を育てることは必ずしも結びつきません。プロ入りが確定している選手を使えば、戦績は上がるでしょう。でも、一人でも多く優秀な選手を育てたいのならば、プロ入りが決まっている選手を使わず、プロ入りが決まっていない選手に経験を積ませるべきだと考えているのです。
 そのことはクラブ関係者はもちろん、ブラジルの国民みんなが理解をしてくれています。ですから、クラブ関係者や国民は大会でのチームの順位は気にしません。関係者はどのチームに、どんな優れた選手がいたかに注目し、国民はクルゼイロ出身のプロ選手が何人生まれたかだけを重視するのです。
 私はジュニオールを担当していますが、優秀なプロ選手の育成を考えた場合、自分のチームだけを考えていればいいというわけではありません。ほかのカテゴリーの監督や関係者とも密に連絡を取り合っています。またどのカテゴリーの監督もほかのカテゴリーの練習を見に行きます。たとえばまだ17歳の少年でも「彼ならジュニオールチームで通用するのでは」と判断すればジュニオールに昇格させて、そこでトレーニングさせるのです。

選手育成の参考になれば幸いです。CALDIO FC