ブラジルのトレーニングと日本のトレーニング(選手育成のための参考文献)

●ブラジルと日本のトップチーム
 サッカーはチームスポーツです。ですから日本では全員が同じ練習を行うケースがほとんどです。日本人にとっては当たり前のことと感じるでしょう。
 ところがブラジルの練習に対する考えはそうではありません。チームを形成している選手1人1人にスポットを当てているのです。
 全員が同じコンディションではありません。元気な人もいれば、負傷上がりの選手もいます。試合に出て疲れている選手と出場していない選手もいます。そんな彼らに同じ練習はさせません。1人1人にあったメニューを作ります。
 その元となるデータを作っているのは常駐しているドクターです。ドクターの意見は絶対です。監督や選手が「練習したい」と進言しても、ドクターから「休みなさい」「軽めの調整にしなさい」といわれればそれに従わなければならないのです。これはいい意味で選手を大事な商品と考えている表れといっていいでしょう。
 また練習では”集中力”を大切にします。人間の集中力を高めるにはモチベーションを上げるのが効果的です。そこで選手のやる気を出させるために、ゲーム形式の練習や罰ゲームの導入、また雰囲気を出すために専用のコートの使用などの工夫をしています。

●ブラジルと日本のユースチーム
 ブラジルでは14歳〜19歳の年代の少年達に対してもプロと同じだけのスタッフと設備が用意されています。トップチームと同じくスタッフは選手1人1人に注目しているのです。
 成長期の彼らの体は栄養士が管理します。また思春期である彼らの心の悩みはカウンセラーがケアします。そして、練習ではプロの選手になるためだけに考えられたメニューを行うのです。日本の中高生の部活とは大きな違いがあるようです。

選手育成の参考になれば幸いです。CALDIO FC